Friday, March 14, 2008

授産施設

 花巻市内の知的障害者が通う授産施設「こぶし苑(えん)」で手作りみそに取り組んでいる。昔ながらのみそ玉づくりから始める「三年みそ」。雑穀を利用したかりんとうに続く商品に育て上げることを目指している。


 苑では開発したかりんとうが好評で順調な伸びを示す一方、全国で食の安全が脅かされる状況が起きていることから、本物の味を求めみそづくりに乗り出すことになった。


 苑の畑でできた大豆からみそ玉をつくる。みそ玉をわらで包んで乾燥させると発酵を促すカビが発生する。塩と麹(こうじ)でたるに仕込み、2年寝かせて3年目に口開けされ、「三年みそ」が完成する。


 作業は、川井村で民宿を営んでいる奥畑充幸さん(46)、山代陽子さん(39)夫妻の指導で12日から始まった。川井村を舞台にしたドキュメンタリー映画「タイマグラばあちゃん」(04年)を監督した澄川嘉彦さん(44)も応援に加わった。


 大豆15キロが煮られ、おけに移された。苑生が交代で長靴で豆を踏みつぶし、つぶした豆は約40個のみそ玉に整えられた。


 県内でもみそ玉からみそづくりをしている農家は少なくなった。毎年、この方法でみそをつくっている奥畑さんは「口開けの時はわくわくします。手前みそづくりの醍醐味(だいごみ)です」と話す。


 苑長の増子義久さん(68)は「みんなで協力し、安全、安心なみそをつくり、広めたい」と意欲を燃やしている。


asahi.com

郷土料理食べたいなぁ

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