中国で動物園のトラ、空腹で共食い
中国遼寧省の動物園で24日までに、絶滅危機にあるシベリアトラ(アムールトラ)5頭のうち1頭が、ほか4頭に食い殺される事件が起きた。資金難で長期間十分なえさを与えられなかったことが原因とみられ、希少動物が「共食い」するまで放置されていた格好。中国では最近、動物園をめぐるトラブルが続いており、北京五輪を前に、「動物愛護精神」のあり方も問われそうだ。
共食い事件が起きたのは、遼寧省瀋陽市にある「氷川動物園」。新華社などによると、18日、動物園の同じおりで飼育していたシベリアトラ5頭のうち、1頭がほか4頭に突然襲われた。足を食いちぎられるなどして動けなくなり、その後、4頭はこのトラに次々かみつき、肉をむさぼり食べた。トラは死に、腹部などもかまれ、肉がえぐれ、骨も見えるほどのせい惨な状況だったという。
この5頭は約5年間同じおりの中におり、本来「仲良し」のはずだった。氷川動物園の担当者は「(動物園が)資金難で、この2年間、十分なえさをトラに与えていなかった」と共食いがあったことを認めている。
シベリアトラは別名アムールトラともいい、ライオンよりも大型で、ネコ科最大の動物。体長は2~3メートル、体重200~300キロに達するド迫力の猛獣で、中国北部やロシアなどに生息。絶滅寸前で、中国では「国家1級重点保護野生動物」に認定されているほどの希少種だ。
同動物園は、入場料が唯一の収入源。00年12月のオープン直後からすぐ資金難となり、昨年には地元地方政府による約200万元(約2900万円)の融資を受け、何とか経営を続けていた状態だった。今年春には身売り話も浮上しており、動物園自体も「絶滅危機」にあった。
今回、絶滅危惧(きぐ)種が共食いするまで放置していたような、ずさんな管理実態が浮き彫りになった格好で、世界自然保護基金(WWF)の担当者は「自然界ではめったに起こることではなく、動物園の管理に責任があるのは明らかだ」と厳しく指摘している。
中国の動物園をめぐっては今春、黒龍江省にあるサファリパーク形式の動物園で、生きた牛などをトラに食わせるシーンを観光客に見学させていた様子などが日本で報じられ「残酷だ」などの批判が起きたばかりだった。
by nikkansports
ほんと中国は散々ですねぇ。動物をどう思っているのでしょうかっ。
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