Thursday, January 18, 2007

2人で見守って

震災で長男、がんで妻…「2人で見守って」家族の祈り

震災で亡くした長男と病で先立った妻の冥福を祈り慰霊碑に手を合わせる須賀淳一さんと子どもたち
 10歳の長男を震災で亡くし、家族を守り続けてきた妻、理恵(としえ)さんをも1か月前に病気で失った須賀淳一さん(41)(兵庫県芦屋市)は芦屋市で営まれた追悼式で「ほんまによう頑張ったな。2人、一緒におるんやな」と天国の2人に語りかけた。
 あの日、同市茶屋之町のマンション1階の自宅が押しつぶされた。夫婦と長女恵里子(えりか)さん(17)、二男裕平(ゆうへい)君(15)は無事だったが、長男の晃弘(あきひろ)君が亡くなった。
 告別式で理恵さんは涙を見せなかった。日ごろ、「人前で泣いちゃだめ」と子どもたちに言い聞かせていた。
 仮設住宅に入居。翌年5月には三男大裕(だいすけ)君を出産した。幼い子どもたち3人の世話は理恵さんが担った。「会いたいなあ、晃ちゃんに」と淳一さんによく漏らした。晃弘君の誕生日の1月12日には、必ず手作りのケーキを用意した。
 2005年秋、理恵さんを病魔が襲った。末期の胃がんだった。昨年4月に胃を摘出。「子どもたちのそばにいたい」と言い、抗がん剤を打ちながら入退院を繰り返した。大裕君に「よくなって帰るからね」と笑顔を見せ続けたが、12月17日朝、息をひきとった。
 追悼式で、淳一さんは子ども3人と、晃弘君の遺影が掲げられた慰霊碑に並んで「2人で見守ってな。頑張るから」と手を合わせた。
(2007年1月17日15時1分 読売新聞)

 BY  YOMIURI
 どうして辛いことって続くんでしょうね。

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